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Latest News:

宮崎駿の葛藤 26 Aug 2013 | 08:30 pm

 だいぶ長いことブログを休んでいた。夏休みというところであるが、実際はそうではなく、忙しくて書く暇もないというところだった。29日から中国へ行く予定だが、まずそれまでに、原稿を2本書かなくてはならなかった。それから、今度出版する本の初稿校正が届いていて、これも29日までに仕上げなくてはいけない。三つの仕事を同時並行的にこなしていたので、さすがにブログを書く気にはなれなかった。 何とか、今日までに...

伊勢神宮の建物が面白い 6 Aug 2013 | 07:27 pm

 ようやく夏休みである。といっても実は休暇で無く、この期間は授業がないので、仕事が免除されている職免期間というものになる。だから、仕事があれば出勤しなければならない。例えばオーブキャンパスなどがそうである。といっても慣習的には休みであるということになるが、研究や原稿の締め切りを抱えている身は、そういうわけにもいかない。ただ、授業と会議のストレスから解放されることが一番大きい。 先週の土日はオープ...

本のタイトルは難しい 28 Jul 2013 | 07:35 pm

 暑い日が続く。さすがに体力も落ちてくる。実は、数ヶ月前から膝が痛くて階段の上がり下りが難儀になっている。階段よりエスカレーターやエレベーターをつい使ってしまう。なるべく階段を使うことにしていたのだが、さすがに膝が痛いと避けてしまう。これも老化ということなのだろうか。レントゲンをとってみたが別段異常は無い。筋肉の衰えだろうとリハビリしなさいと医者に言われた。確かに、最近、体重が増え気味で歩く時間も...

心は進化しない 18 Jul 2013 | 08:57 pm

 先週の日曜に寧波大学からT先生来日。私の勤め先の招待である。T先生は雲南調査でいつもお世話になっている中国の研究者。ところが、私の勤め先で中国語を教えているやはり中国人のL先生と大学院時代の同級生だったということがわかった。これはほんと最近偶然にわかったことである。実は、私とは別に文化人類学の先生がT先生に御願いして大学教育についての調査を依頼していた。そんなこんなのつながりで、T先生を招待して...

やっと一段落 9 Jul 2013 | 08:14 pm

 暑い!また暑い日がやってきた。日本の四季の情緒は確実に変更を余儀なくされるだろう。この亜熱帯のような暑さは、四季の移り変わりなどという情緒を吹き飛ばすかのようにやってくるからだ。 単行本の原稿なんとかまとめあげる。ただ、表題が決まらない。キーワードは「雲南」と「基層文化」なのだが、ぴったりとしたタイトルが思いつかない。こういうときは誰かの知恵を借りた方がいい。ということで、何とか今年中に出せれ...

文化ってなんだろう 30 Jun 2013 | 08:59 am

 ブログも久しぶりである。二週間ぶりになろうか。ブログが書けないときは忙しいのに決まっている。授業の準備はもちろんだが、雑務に、原稿の執筆といろいろあった。特に、今年、雲南の調査記録を何とかまとめようと原稿化しているのだが、今、調査記録を出す意味は何だろうか、というようなことをどう文章化するかで悩んでいる。 調査記録であるから、中身はすでにある。むしろ、多すぎるくらいである。一冊の本にまとめると...

ブックパーティと贈与 13 Jun 2013 | 09:06 pm

 今日(13日)はパーティが重なる。わが学科の読書室委員と学生課がタイアップして、ブックパーティ企画。そのブックパーティが今日の夕方5時からあった。ブックパーティは学生の命名。おすすめ本の会という名前だったが、それじゃつまらないというので、名前を変えた。大学・短大から15名ほどの学生が参加。なかなかの盛況である。私は、主宰者として最初に「色彩のない多崎つくる~」を紹介。ややネタバレ的紹介であったが...

ソマリランドが面白い 5 Jun 2013 | 08:58 pm

 いやはや忙しい。短歌評論の原稿を書き、授業の準備が山とあり、しかも市民講座の万葉講義が毎週あり、それに勤め先の将来構想の案を書きと、気がついたら休みなしである。先週の日曜はその数少ない休日を使って、学生を連れて佐倉にある歴博に出かけた。 民俗文化の展示コーナーがリニューアルオープンしたので見に行ったということであるる。暑かったし疲れた。民俗文化の展示は第四展示室であるが、以前のよりかなり展示数...

エヴァンゲリオンと自我の物語 27 May 2013 | 08:13 pm

 授業もいよいよ佳境にさしかかったところだ。来週から勤め先では一週間にわたって授業見学会というものがあり、父母や教職員が授業を見て廻る。さすがに、この時は、いい加減というわけにはいかない。いつもいい加減にやっているわけではないが、それなりに工夫は必要だ。 「アニメの物語学」は人気の授業であるが、どうも上手く進まない。授業で解説をしたあとに、DVDのアニメを見せるだが、なかなかこちらの見せたいシー...

『色彩のない多崎つくると、彼の巡礼の年』をラカン的に読む 16 May 2013 | 09:18 pm

 村上春樹の『色彩のない多崎つくると、彼の巡礼の年』をラカンの理論で読んだらどうなるか。ラカンをまだ習熟しているわけではないので、心許ないのだが、案外うまく当て嵌まる気がするのだ。もっとも、村上の小説は、心の奥底に抱え込む闇を描くのをテーマにしているのだから、どんな精神分析理論でも適用可能であろう。 精神病と神経症の違いをラカンは次のように考える。まず、人間は母からの離脱を誰もが経験する、この経...

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