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「パソコン」から「古代瓦・須恵器」の世界へ 25 Aug 2013 | 06:11 am
これまでの自分の趣味と言えば「パソコン」でした。ハイビジョン動画の編集をしたり、中古のノートパソコンを買ってきてはカスタマイズしたり、週に一度はショップにも通い周辺機器をあさる日々でした。しかし、それが退職して1年が経つころから、幾種類も買っていたパソコン雑誌の購入をぱったりとやめ、パソコンショップからも足が遠のきました。 それはなぜなのか。退職したため、パソコンでする仕事が無くなったせいもあ...
「北イタリアで活躍した芸術家たち」 桃大 エクステンション・カレッジを聞いて 22 Aug 2013 | 01:56 pm
社会人聴講生として通う桃山学院大学へ久しぶりに「登校」しました。公開講座の「イタリア文化紀行-北イタリア」を聞くためですが、夏休みの大学はさすがに学生の姿は影も形もなく、キャンパスは陽炎に静かに包まれているかのようでした。 今日は、北イタリアで活躍したレオナルド・ダ・ヴィンチ、ベッリーニ、カラヴァッジョという3人の画家の話でした。ダヴィンチ以外は初めて聞く名前でしたが、カルバッチョの肖像は以前...
奈良国立博物館「みほとけのかたち」・再訪 21 Aug 2013 | 01:36 pm
神戸にいる大学時代の友人が、奈良国立博物館で開催中の「みほとけのかたち」を観に行くと聞いたので、すでに見終わっていたにもかかわらず、お伴することにしました。学生時代は社会科学研究会を立ち上げ、マルクスやエンゲルスを講読する間柄でしたが、もはや互いに仏像を愛好し、浄土の世界を考えるような年頃になってしまいました。 受付で通信制大学の学生証を見せ、得意げに学割料金で入場できる友達をうらやましく思い...
「頭痛肩こり樋口一葉」 兵庫公演 18日を観て 19 Aug 2013 | 04:53 am
昨日は男5人芝居で平賀源内、今日は女6人芝居で樋口一葉を観てきました。井上ひさし作品はかなり観ていますが、「頭痛肩こり樋口一葉」はその中でもちょっと異なるテーストを感じました。 舞台の場面は毎年の盆の16日、「盆、盆、盆の16日は地獄の釜のふたもあく。地獄の亡者があふれ出す」の歌で始まります。舞台の左右にはぼんやりとした提灯がかがげられていて、いやが上でもこの世とあの世が混ざり合う幽玄の雰囲気...
「非常の人、何ぞ非常に」 大阪公演 17日を観て 18 Aug 2013 | 05:45 am
「つがもねぇこったい」。平賀源内を演じる佐々木蔵之介が、場面の終わりによくつぶやく言葉です。僕には「どうしようもないことだね」と聞こえました。「蘭学者で、博物学者で、発明家で、絵師で、浄瑠璃作家で」というのは最近読んだ、島田荘司の「写楽」に出てくる源内を評する言葉ですが、これに加えて今日の舞台で、鉱山の開発までやってのけていたことも初めて知りました。まさにパンフレットに書かれていたような、人もう...
映画「少年H」を観て 12 Aug 2013 | 05:25 pm
伊藤蘭 旧制神戸2中(現兵庫県立兵庫高等学校)出身者の戦争中のドラマ、映画を立て続いて見ました。ひとつは、報道ドラマ『生きろ』で紹介された沖縄戦当時の知事・島田 叡(あきら)です。 沖縄戦を前に疎開を進めた知事の尽力で、10万人の沖縄県民の命が救われたと言います。沖縄戦にあっても、住民を巻き添えにする軍の南部撤退に反対を主張し、一人でも多くの島民を救おうとされました。しかし、その後行方不明にな...
奈良国立博物館「みほとけのかたち」展を観ました 10 Aug 2013 | 06:30 am
奈良国立博物館で開催中の特別展「みほとけのかたち」に行ってきました。サブテーマが「仏像に会う」となっているように、仏像入門のような企画になっていました。たぶん夏休み中の小中学生にも「仏像」に親しんでもらおうという趣旨なのでしょう。 そのため、ひとつひとつの仏像の紹介では無く、着衣、プロポーション、持ち物、素材など様々な視点から、仏像をどのように見るかという、分かりやすくさらに興味深い展示になって...
「霊山歴史館」「龍馬の墓」「高台寺」を訪ねて その3 8 Aug 2013 | 05:45 am
東山の散策を続けます。「龍馬の墓」から清水寺までは歩いて15分くらいと聞いたので、そちらに足を伸ばしたい誘惑にも駆られましたが、天候があやしくなってきたのと、この蒸し暑さに耐えられる体力を考えて、清水さんは断念、直ぐ近くにある「高台寺」を訪れることにしました。 ねねの寺で有名な「高台寺」は一度おとずれてみたいところであり、せっかくなので、「高台寺、圓徳院、高台寺掌美術館」の三個所・共通券を買う...
「霊山歴史館」「龍馬の墓」「高台寺」を訪ねて その2 7 Aug 2013 | 05:33 pm
霊山歴史館を後にして、ちょうど目のまえにある「霊山墓地」に向かいます。正式名は「旧霊山官修墳墓」と言い、幕末から明治維新にかけて亡くなられた1356名が祀られてあるそうです。以前来たことのある大学時代の友人が、「入場料を払わないといけないので驚いた」と話していましたが、その言葉通り入り口には駅にある改札機のようなものがおかれ、300円を投入するとゲートが開くという仕組みになっていました。確かにお...
「霊山歴史館」「龍馬の墓」「高台寺」を訪ねて その1 6 Aug 2013 | 06:06 am
真夏の京都にやってきました。地下にある祇園四条駅から、地上に出てみれば夏の日の輝きとは又違う、白い光りに街は包まれているかのようでした。少し身構えた自分になるのは、王城の地ゆえんでしょうか。今日は幕末の歴史を求めて、東山を訪ねることにしました。 まず向かった先は「霊山歴史館」。観光客で賑わう四条通りを抜け、八坂神社を南に向かいます。人通りの少なくなった東大路通りをしばらく行くと、高台寺、霊山歴...