Seesaa - heisei-rider-spirits.seesaa.net - 私小説「平成仮面ライダー・スピリッツ」

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第219話 小さな闘い in 本庁 11 Apr 2013 | 01:38 pm

 「もし、神と呼ばれる存在があるとするならば、私達はどれだけの試練を与えられているのでしょう・・・」 ふと、北条が明らかな独り言を呟き、大きな溜息を吐いた。それは橘の耳にも届いたが、北条と全く同じ心境であるので、ただ静かに俯くだけであった。 「そういう事情ですから、問題は“神に選ばれた新しい人類”と自称する存在とアンノウンへの対策の二段構えで考えればいいでしょう。」 まるっきり別人の様な口調で北条...

第218話 小会議 in 本庁 20 Dec 2012 | 03:14 pm

 警視庁。 北条の執務室のソファに橘朔也が腰掛けていた。出されたコーヒーにも手を付けず、固い表情で北条を注視している。一方の北条は手を組み、口を軽くへの字に結んでいた。両者の間にはある種の緊張感があった。 長く固い沈黙を破ったのは北条である。非常に厳しい顔で口を開いた。 「何故、今更ガタックの性能を解析する必要があるのです?あなた方には立派なシステムがおありでしょう。先達ての事件でも、私達のG6小...

第217話 薔薇と闇鬼 30 Aug 2012 | 10:40 am

 「お前達風に言えば、躾だ。」 そう言うなり、ラ・バルバ・デは両の腕から蔦を延ばして異形達を激しく鞭打つ。異形達は必至に身をかわすが、狭い部屋の中の事、逃げる事も侭ならずに打たれ続けていた。 「ボン ジャブダダズゾロレ!」 ラ・バルバ・デは手を休めずに大きな声で異形達に言葉を吐く。その気迫も相俟ってか、異形達は逆らう素振りも見せずに、ただ耐えていた。 「ダバガゴビンボド リントビゴブセゾドスバゾ」...

第216話 解ける緊張 22 Aug 2012 | 09:35 am

 ヒビキはテントまで戻って来ると、テーブルの上に置いてあるポットを手に取り、自分のカップと巧のカップにコーヒーを注ぎ入れた。カップの中から勢い良く湯気が上がる。ヒビキは巧にカップを手渡すと椅子に座り、自分のカップは両手で包み込む様に待ち直して、ゆっくりとコーヒーを口に含んだ。 それを見て、巧もヒビキの向かいに座りコーヒーを口にする。 「巧が指摘した通り、あいつらは鬼の体に良く似ていた。2体のうち1...

御挨拶 22 Aug 2012 | 07:00 am

長らくサボっておりましたが、そろそろ復活出来そうです。年末年始に激烈忙しかったのは何とか越しましたが、6月頭に新しい仕事が入ったのが痛かったです。パソコンと睨めっこする業務でして、自律神経をやってしまいました。ネタはあるんですが、モニターに向かっていざ描こうとすると気分が悪くなってしまうんですね。幸い症状は重くならずに済みまして、7月中旬には業務のコツも掴んだので時間も作れる様になりました。ただ・...

第215話 残る疑問 13 Aug 2012 | 07:37 pm

 響鬼達の闘いは未だ終わりが見えなかった。それは単に、響鬼達が異形を捕えようと思う余り、手心を加えていると言っても過言ではない程の戦闘力しか発揮していないからである。異形を倒す前提であればもっと早い段階で撃退なりなんなり出来ていた筈だが、響鬼も555も、粗対等な力を持つ敵に対して慣れない闘いを強いられている為に苦戦が続いているのであった。 「一体、どうしたら・・・」 響鬼が苦しそうに呟く。鍛えてい...

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