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拍動のしくみ 22 Jun 2012 | 06:53 am
4つの部屋の組み合わせ心臓は4つの部屋に区切られていますが、このうち心房と呼ばれる2つの部屋は、血液を回収する部分です。血液を送り出すポンプ機能の主役は、心室という2つの部屋です。3層になった心室の心筋のうち、とくに中層の筋肉が心室の収縮力の主力です。左側の左心房、左心室と、右側の右心房、右心室の間には、心房中隔、心室中隔という心筋でできた壁があります。左心室には、肺で酸素を取り込んだ血液が入って...
心臓の構造 22 Jun 2012 | 06:35 am
命を支える心臓心臓は、体内に血液を循環させるポンプのような臓器です。心筋という特殊な筋肉からできており、一生の間に30億回以上も収縮と拡張を繰り返します。血液が循環することによって、酸素や栄養分などが全身の細胞に供給され、同時に二酸化炭素や老廃物などが回収されるわけです。心臓の位置は、左右の肺に挟まれるようにあり、やや左よりに位置しています。大きさは、その人のひぎりこぶしくらいで、大人で250~2...
鼠径ヘルニア(脱腸) 20 Jun 2012 | 06:33 am
症状腹部内臓の一部が腹膜におおわれたまま腹壁の間から外側に飛び出すことをヘルニア(外ヘルニア)といいます。外ヘルニアのうちで最も多いのが、鼠径部(大腿つけ根の内側部分)に腸の一部が脱出する鼠径ヘルニアです。小児に多い先天性のものと、成人後にみられる後天性のものがあります。鼠径部にふくらみ(脱腸)ができ、鈍痛を覚えます。飛び出した腸がもとに戻らないと腸が締め付けられ、血流障害が生じて(嵌頓ヘルニア)...
胸膜中皮腫 20 Jun 2012 | 06:25 am
胸膜に起こるがんで、石綿(アスベスト)を扱う仕事に長年従事した人に発病しやすいといわれています。しかし、直接従事していなくても、石綿関連工場の周辺に長く住んでいた人にも発症していたことがわかり、石綿の怖さが改めてクローズアップされました。胸膜中皮腫の症状には、息切れや胸痛、疲労感などがみられますが、診断をつけるのは難しく、胸部X線検査で胸水と胸膜肥厚がある場合にこの病気を疑います。正確に診断がつけ...
腸閉塞(イレウス) 17 Jun 2012 | 08:11 pm
症状何らかの原因で腸管がふさがり、食物や消化液などの内容物の通過障害が起きた状態です。小腸にも大腸にも起こる可能性があります。差し込むような痛み(疝痛)とともに、腹部の張り、吐き気や嘔吐があり、便やガスがまったく出なくなります。血流障害をともなうケース(絞扼性イレウス)は重症化しやすく、腸管が壊死を起こし、孔があいて腹膜炎を合併することがあります。原因開腹手術後に起きる腸管腸捻転(腸がねじれる状態...
アレルギー性鼻炎 30 May 2012 | 07:09 pm
アレルギー性鼻炎は喘息と同じ原因で起こることが多く、その鼻の粘膜に起きている異常は「喘息の正体」の氷山ととてもよく似ています。アレルギー性鼻炎がある人は、なかった人にくらべて10歳も早く喘息になっています。この二つの病気にはとても共通した点が多いのです。近年、鼻と気管支が一続きの呼吸に必要な器官であるという見方から、アレルギー性鼻炎と喘息は「一つの気道に起こる一つの疾患)という考え方がなされるよう...
虚血性大腸炎 30 May 2012 | 06:51 pm
症状大腸の動脈内腔が詰まって血流障害が起こり、大腸に潰瘍や壊死を起こす病気です。急激な腹痛、下痢、血便などがみられますが、通常は数日で治まり、やがて自然に治癒します。ただし、腸の狭窄を引き起こし、腸閉塞に至るケースもまれにあります。原因詳細な原因は不明ですが、動脈硬化や心臓病、糖尿病などがある中高年に多いことから、循環器障害のある人は腸の血流障害も起こりやすいと考えられています。治療法基本的には、...
不整脈のほとんどの症状は心配ない 28 May 2012 | 01:05 pm
人間ドックや健康診断で心電図をとったとき「軽い不整脈があります」などといわれることは、決して少なくありません。では、不整脈とはいったいどんなものでしょうか。一言でいうと、脈が規則正しく打っていない状態のことです。規則正しくない状態にもいろいろあります。リズムが一定でなく、速くなったり遅くなったりするもの。脈と脈の間隔がしだいに延びていき、ついには一拍休んでしまうもの。リズムは一定でも数が多過ぎるも...
慢性気管支炎 28 May 2012 | 12:49 pm
慢性気管支炎は、すでに数十年以上も前から以下のような定義づけがなされています。「肺、気管支、上気道に限局性病変がみられず、かつ慢性持続性の咳と痰が2年以上(二冬以上)、少なくとも1年のうち3カ月以上ほとんど毎日続くもの」慢性気管支炎の原因は不明ですが、大気汚染地区の居住者、刺激性ガス吸入と関連する鉱山や重化学工業関連の労働者、ヘビースモーカーなど、汚れた空気に接する機会の多い人多くみられます。この...
嗜好品と薬が原因で生じる動悸 27 May 2012 | 12:21 pm
アルコールやコーヒーなどの嗜好品が、ある種の薬品と組み合わさることにより、動悸を生じる場合があります。アルコールとの組み合わせで動悸が起きやすい薬の中で、最もポピュラーなのは、血圧降下薬として使われるカルシウム拮抗薬(商品名アダラートなど)です。この薬は血管拡張作用が強く、アルコールとの相乗効果で動悸が起きるのです。悪酔いの原因になるのは、アルコールの分解産物アセトアルデヒドですが、この物質が無害...